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【2026年実機レビュー】Jackery 1000 New|前モデルから何が変わった?使ってわかった実力
目次
Jackeryのミドルレンジモデルとして根強い人気を誇る「Explorer 1000」シリーズ。その最新モデルJackery Explorer 1000 Newが2025年にリリースされました。
筆者は発売直後に購入し、約6ヶ月間にわたってキャンプ・車中泊・自宅のバックアップ電源として使い込んできました。この記事では、実機を触ってわかったリアルな使用感を、良い点も悪い点も包み隠さずレビューします。
「前モデルのExplorer 1000 v2から何が変わったのか」「1000Whクラスの他機種と比べてどうなのか」——購入を検討中の方が知りたいポイントを、実測データとともにお伝えします。
Jackery 1000 New の基本スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 容量 | 1,070Wh |
| 定格出力 | 1,500W(瞬間最大3,000W) |
| バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン(LFP) |
| サイクル寿命 | 4,000回(80%以上維持) |
| AC充電時間 | 約60分(0→100%) |
| ソーラー充電 | 最大400W入力 |
| 重量 | 10.8kg |
| サイズ | 327×224×247mm |
| 出力ポート | AC×3、USB-C×2(100W)、USB-A×2、シガーソケット×1 |
| 価格 | ¥139,800(税込) |
バッテリーの詳しい仕組みについては「リン酸鉄リチウムイオン電池の特徴とメリット」で解説しています。
開封・外観レビュー|持った瞬間「軽い」
パッケージ内容
- Jackery Explorer 1000 New 本体
- AC充電ケーブル
- シガーソケット充電ケーブル
- ソーラー充電用ケーブル(Anderson端子)
- 取扱説明書・保証書
- 収納ポーチ
デザインの第一印象
箱から取り出した瞬間、まず感じたのは**「10.8kgは本当に軽い」**ということ。前モデルのExplorer 1000 v2は11.5kgだったので、約700g軽くなっています。たった700gと思うかもしれませんが、テントサイトまで運ぶ場面では確実に体感差があります。
本体デザインはJackeryらしいオレンジ×ブラックのカラーリング。新モデルでは角が丸みを帯びた形状に変更され、車のラゲッジスペースに収まりやすくなりました。
ハンドルは折りたたみ式で、使わないときはフラットに収納可能。グリップにはラバーコーティングが施されており、汗をかいた手でも滑りにくい設計です。
ディスプレイ
フロントパネルのLCDディスプレイが大型化され、バッテリー残量・入力/出力ワット数・残り使用時間が一目でわかります。前モデルに比べて表示の輝度が50%向上しており、直射日光下でも読み取りやすくなりました。
充電テスト|AC充電60分の実力を検証
AC充電(家庭用コンセント)
メーカー公称では「0→100%まで約60分」。実際に計測してみました。
| 経過時間 | バッテリー残量 | 入力電力 |
|---|---|---|
| 0分 | 0% | 1,050W |
| 15分 | 28% | 1,050W |
| 30分 | 55% | 1,020W |
| 45分 | 82% | 680W |
| 58分 | 100% | 0W |
結果: 約58分で満充電。公称60分をわずかに下回る好結果です。充電開始直後から約1,050Wという高出力で充電が進み、80%を超えたあたりから出力を絞ってバッテリーを保護する制御が入ります。
前モデル(v2)は満充電まで約95分かかっていたので、約40%の高速化。これはキャンプ出発前の「充電忘れた!」という場面で助かります。
ソーラー充電
Jackery純正のSolarSaga 200を2枚(400W)で充電テストを実施しました。
条件: 3月の晴天日、東京近郊、10:00〜15:00
| 時間帯 | 入力電力(実測) |
|---|---|
| 10:00 | 280W |
| 11:00 | 340W |
| 12:00 | 370W |
| 13:00 | 350W |
| 14:00 | 290W |
ピーク時で約370W入力を確認。理論値の400Wには届きませんが、ソーラーパネルの実効率としては非常に優秀な値です。晴天日であれば約3〜3.5時間で満充電が可能でした。
ソーラーパネルの選び方については「ポータブル電源 ソーラーパネルおすすめ」で詳しく解説しています。
実際の使用シーン別テスト
キャンプでの使用(1泊2日)
秋のキャンプで以下の家電を使用しました。
| 使用家電 | 消費電力 | 使用時間 | 消費電力量 |
|---|---|---|---|
| 電気毛布 | 55W | 8時間 | 440Wh |
| LEDランタン | 10W | 6時間 | 60Wh |
| スマホ充電×2 | 20W | 2時間 | 40Wh |
| ノートPC | 65W | 3時間 | 195Wh |
| 電気ケトル(短時間) | 1,200W | 5分×4回 | 400Wh |
合計消費: 約1,135Wh
1,070Whの容量では1泊2日で使い切るペースですが、日中のソーラー充電(約500Wh回復)を組み合わせることで、バッテリー残量20%で帰宅できました。
キャンプでの活用法は「ポータブル電源 キャンプでの使い方」も参考にしてください。
防災用途テスト
停電を想定し、以下の使用パターンを検証しました。
| 使用家電 | 消費電力 | 1日の使用時間 |
|---|---|---|
| スマホ充電×4 | 20W | 合計4時間 |
| LED照明 | 15W | 8時間 |
| 小型冷蔵庫 | 60W(平均) | 24時間 |
| 扇風機 | 30W | 6時間 |
結果: 約1.5日間稼働。ソーラーパネルがあれば3日以上の持続が見込めます。防災用途としては十分な容量です。
防災用ポータブル電源の選び方は「防災用ポータブル電源の選び方」で詳しく解説しています。
Jackery 1000 New の良い点
1. 充電速度が劇的に向上
前モデル比で約40%の高速化。58分で満充電は1000Whクラスでトップレベルです。キャンプ前の1時間で満充電できるのは、ズボラな筆者にとって最大のメリットでした。
2. 軽量化が地味に嬉しい
10.8kgは1000Whクラスで最軽量クラス。女性でも両手で持てるギリギリの重さです。車からテントサイトまで50mくらいの移動なら苦になりません。
3. LFP電池4,000サイクルの安心感
毎週使っても約77年分の充放電サイクル。実質的にバッテリーの寿命を気にする必要がありません。前モデル(3,000サイクル)からさらに向上しています。
LFPバッテリーの安全性については「リン酸鉄リチウムイオン電池の安全性」で詳しく解説しています。
4. USB-C 100W出力が2ポート
MacBook ProやiPad Proの急速充電に対応する100W USB-Cが2ポート。ノートPC2台を同時に急速充電できるのは、リモートワーカーにとって嬉しいポイントです。
5. Jackeryアプリの完成度
Bluetooth接続でスマホからバッテリー残量や充放電状況をモニタリング可能。ファームウェアのアップデートもアプリ経由で行えます。
Jackery 1000 New の気になる点
1. 価格が高め
¥139,800は1000Whクラスの中では高価格帯。Anker Solix C1000が¥118,000前後で買えることを考えると、約2万円の差は小さくありません。ただし、Jackeryはセールで20〜30%オフになることが多いので、セール時なら妥当な価格になります。
2. 拡張バッテリー非対応
EcoFlowのDELTAシリーズのように拡張バッテリーを追加して容量を増やすことができません。1,070Whで足りない場合は、上位モデルの購入を検討する必要があります。
3. UPS機能がやや遅い
公称の切り替え時間は20ms。EcoFlowのDELTA 3 Plusが10msであることを考えると、デスクトップPCのUPS用途にはやや不安が残ります(ノートPCなら問題ありません)。
4. ファンの音がやや気になる
高負荷時のファン音は実測で約45dB。就寝時に近くで使うと気になるレベルです。電気毛布程度の低負荷ならファンは回りませんが、電気ケトルなど高出力家電を使うと「ブーン」という音が聞こえます。
前モデル(Explorer 1000 v2)との比較
| 項目 | 1000 New | 1000 v2 |
|---|---|---|
| 容量 | 1,070Wh | 1,070Wh |
| 定格出力 | 1,500W | 1,500W |
| バッテリー | LFP | LFP |
| サイクル寿命 | 4,000回 | 3,000回 |
| AC充電時間 | 約60分 | 約95分 |
| ソーラー入力 | 最大400W | 最大200W |
| 重量 | 10.8kg | 11.5kg |
| USB-C出力 | 100W×2 | 100W×1 |
| 価格 | ¥139,800 | ¥129,800 |
買い替える価値はあるか?
すでにv2を持っている方は、正直なところ急いで買い替える必要はありません。ただし、充電速度の向上とソーラー入力の倍増は実用面で大きな差。ソーラーパネルを組み合わせてオフグリッド運用したい方には、買い替えの価値があります。
他メーカーの競合機種との比較
1000Whクラスの主要機種と比較します。
| 項目 | Jackery 1000 New | EcoFlow DELTA 3 Plus | Anker Solix C1000 | BLUETTI AC200L |
|---|---|---|---|---|
| 容量 | 1,070Wh | 1,024Wh | 1,056Wh | 2,048Wh |
| 定格出力 | 1,500W | 1,800W | 1,800W | 2,400W |
| 充電時間 | 約60分 | 約56分 | 約58分 | 約75分 |
| 重量 | 10.8kg | 12.5kg | 12.9kg | 28.1kg |
| 価格 | ¥139,800 | ¥149,800 | ¥118,000 | ¥189,800 |
| 拡張性 | なし | あり | あり | あり |
JackeryとEcoFlowの詳しい比較は「Jackery vs EcoFlow 徹底比較」も参考にしてください。
筆者の結論: 軽さと充電速度ならJackery 1000 New、出力の高さと拡張性ならEcoFlow DELTA 3 Plus、コスパならAnker Solix C1000。用途に合わせて選ぶのがベストです。
こんな人におすすめ / おすすめしない
おすすめな人
- キャンプ・車中泊がメインで、軽さを重視する方
- Jackeryブランドの安心感を求める方
- ソーラーパネルとのセット運用を考えている方
- 充電し忘れても出発前の1時間で満充電したい方
おすすめしない人
- 2,000Wh以上の大容量が必要な方 → 2000Whクラスのおすすめを参照
- 拡張バッテリーで容量を増やしたい方 → EcoFlow DELTA 3 Plusがおすすめ
- とにかく安く1000Whクラスを手に入れたい方 → Anker Solix C1000がおすすめ
まとめ|Jackery 1000 Newは「正統進化」の安心モデル
Jackery 1000 Newは、前モデルの良さを受け継ぎつつ充電速度・バッテリー寿命・軽量化で確実な進化を遂げたモデルです。
「尖った新機能」よりも「基本性能の底上げ」に注力した設計は、まさにJackeryらしいアプローチ。初めてのポータブル電源としても、買い替え先としてもおすすめできる一台です。
セール時には20〜30%オフになることが多いので、Amazonのセール情報はこまめにチェックしておきましょう。
1000Whクラスの他モデルも比較したい方は「1000Whポータブル電源おすすめ8選」もぜひご覧ください。総合的なおすすめランキングは「ポータブル電源おすすめランキング」で確認できます。